漢方コラム

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日記

冬の進行

19年10月19日

11月8日は立冬、冬が始まるという意味です。今年は秋を感じる間もなく寒い冬に入りそうです。

おそらくこれからは同じような状態になっていくでしょう。急に寒くなると体は対応できないため、

カゼを引きやすくなります。また、今年の冬は例年よりもインフルエンザが流行しやすいようです。

十分に気を付けるようにして下さい。

カゼやインフルエンザにかかった時は、まず体を温めることです。カゼやインフルエンザを引き起こす

細菌やウイルスは、熱に弱いからです。昔からカゼを引いた時に、ショウガ湯やタマゴ酒を飲むのはそのためです。

またカゼなどにかかると発熱するのは、体温を上げて細菌やウイルスを殺そうとしているのです。

漢方薬でよく使われる葛根湯は体をすばやく温めて、さらに発汗させることで熱を下げてくれるのです。

ただ、カゼの引き始めにはとても有効ですが、ある程度たってからではあまり効き目はありません。

また、胃腸の弱い人には不向きです。胃腸の弱い人には参蘇飲(ジンソイン)という漢方薬を使います。

カゼにもいろいろあって、くしゃみや鼻水が多い時は小青竜湯を、下痢や吐き気があると時は柴胡桂枝湯

(サイコケイシトウ)を、そして妊娠初期には桂枝湯を使います。そしてセキが激しい時は麻杏甘石湯

(マキョウカンセキトウ)を、さらにセキがひどくて脇が痛むほどのセキは柴陥湯(サイカントウ)を使います。

カゼと一口に言ってもいろいろと使い分けるのです。ただ、熱が高い時や長引いた時は牛の胆石である牛黄(ゴオウ)

を配合した漢方薬である、霊黄参(レイオウサン)を併せて飲むと治りがとても早くなります。

冬の寒さによって、腰や足が痛くなることがあります。冷えによって血流が悪くなり、しびれや痛みが生じるのです。

温めることでいくらかでもよくなりますが、漢方では血流をよくして、内から温めることで痛みやしびれを

改善すという考えがあります。単なる痛み止めを飲んでいるだけではよくなりません。痛みが長く続く時は、

漢方薬を飲んでみるとよいでしょう。そして、いくらかでも足腰を動かすことです。動かすことで血行がよくなります。

冬によく生じる症状に、夜の尿が近くなることがあります。一晩で3~4回もトイレに行く人もいます。

寒い中、トイレに行くことはとても辛いところがあります。特に夜中に近くなるのは、腎臓の力が低下しているためです。

腎臓の力が低下すると、尿をしっかりためておく力も低下するためです。また、尿をしっかり出す力も。

漢方では、腎臓を元気にするという考えで対応します。その代表的なものが、鹿の幼角である鹿茸(ロクジョウ)を

配合した霊鹿参(レイロクサン)を使います。すぐ効くものではありませんが、少しずつ腎臓に力を高めることで、

夜間頻尿を改善していきます。また、腰痛や足のしびれや痛みも改善します。ある程度の年齢になると、足腰が弱ってきます。

漢方では腎臓の力が衰えてくるためだと考えます。霊鹿参は腎臓を少しでも元気にすることで、先に述べた症状を改善していきます。

ある意味で、老化防止薬でもあるのです。足腰の弱りを自覚し始めたら、飲み始めるとよいでしょう。

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