漢方コラム

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漢方とエネルギー

漢方とエネルギー 肝と魂1

19年08月23日

漢方では人の感情は各臓器が調節すると考えます。

「怒り」は肝臓、「喜び」は心臓、「憂い」は脾臓、「悲しみ」は肺臓、「恐れ」は腎臓と各担当が決まっています。

これらの感情の中で一番強いパワーを持っているのが「怒り」です。

「はらわたが煮えくり返る」のはらわたは肝臓のことでもあります。

「怒り」は一番強い感情であるがために、他の感情にも多くの影響を与えるのです。

 

人はどのような時に「怒り」を感じるのか、それは自分の思いとは異なる状態になった時に感じるのです。

自分の思いや考えが強くなればなるほど、その通りにならないと激怒するのです。

ちなみに「逆鱗(げきりん)に触れる」ということわざがあります。

これは龍のあごの下の逆さのうろこに触れると、怒ってその人を殺すという韓非子の故事からきています。

それだけ怒りというものは強い感情なのです。

 

肝臓は沈黙の臓器ともいいます。それだけ忍耐強い臓器でもあるわけです。

怒りをいかに少なくするかは、肝臓の忍耐力に左右されます。

肝臓の忍耐力はいかに自分と異なる考えや思いを受け入れられるかにかかっています。

自分の考えにこだわりすぎるとすぐに怒ってしまうのです。

肝臓の忍耐力とはいかに自分とは異なる考えや思いを受け入れられるかということになります。

自分の考えを持つことは大切なことですが、異なる考えを受け入れる度量を持つことが怒りを少なくすることとなり、多くの病気を防ぐことにつながるのです。

その度量を大きくしてくれるのが牛黄・紅参・鹿茸など10種の生薬を配合した漢方薬「復方霊黄参丸:ふくほうれいおうさんがん」なのです。
「復方霊黄参丸」は自律神経の乱れや精神の乱れを改善し、心をおだやかにしてくれます。

自分の考えにこだわりすぎている人をもっとおおらかな心に導いてくれるすぐれた漢方薬です。

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