漢方コラム

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漢方とエネルギー

漢方とエネルギー 心と神4

19年08月26日

漢方の考えはすべて「氣」というエネルギーを元にしています。

氣がすべての原動力であり、心と体、そしてすべての内臓を動かしていると考えます。

 

氣が足らなくなったり、めぐりがわるくなった状態が病気です。

病の文字のヤマイダレの中の丙は、人が檻に入れられた状態を表しています。

いろいろな原因で氣の流れが悪くなると、人は檻の中に入れられた状態と同じになり、生きることが苦しくなってしまうことを表しているのです。つまり苦しい状態が病気なのです。

 

氣の多くは食べ物から取り入れますが、それを元にして心や体を動かす力、つまり元気を造り出しているのが心臓です。

心臓は単に全身に血液を送り出しているだけでなく、元気も送り出しているのです。

さらに各臓器がしっかり働くための力も送っているのです。

その力も氣です。心臓はその拍動で新たな氣を造り出しています。

その力を「神:シン」と言います。神はすべての臓器の原動力になるのです。

心臓がしっかり動かないと全身に力が入らないのです。また、神は感情をコントロールします。

神の力がないと感情も不安定になってきます。

怒ったり、不安になった時に心臓がドキドキするのは、不安定になった感情を調整するために心臓が懸命に働いているからです。

つまり冷静さを取り戻すために。

 

心臓の働きを調え、良くする漢方が、牛の胆石である牛黄(ゴオウ)。

昔から心臓の特効薬として使われてきました。

TVコマーシャルでおなじみの「動悸、息切れに救心」の主剤が牛黄でもあります。

とても貴重な物なのですが、いざという時にすばらしい効果を発揮してくれます。

動悸がして苦しい時、発熱で苦しい時、疲れ切った時、ショックで倒れた時など瞬時に良くしてくれます。

牛黄と朝鮮人参を配合した霊黄参(レイオウサン)はまさに命を救ってくれるお薬です。

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