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新時代通信No68【フランスの歴史】

21年10月28日

この通信はフランスの歴史をお伝えします。フランスはその歴史を革命によって作り上げてきました。カトリックからプロテスタントに、ナポレオンの独裁から自由を勝ち取り、さらにはイギリスからも。いつも自由の名の元に戦ってきましたが、それは表向きで実はフランスを実質的に動かしてきたのは多くの女性なのです。

 

フランスで有名な女性と言えば、ジャンヌダルクやマリーアントワネット、さらに無名の女性たちが歴史を動かしてきたのです。なぜこのようなことがフランスで起こったのか、フランスは元々ローマ時代に植民地として多くの人が奴隷扱いされていました。重労働と兵役で女性も駆り出されることがありました。そのため肉体的にも精神的にも強い女性が多くなったのです。そして王政や独裁政治、さらにはイギリスの侵略で苦しい状況に長い間もまれていく中で強い女性が育っていったのです。もちろんこのような状況は他国でも多くあったのですが、フランスは女性に対する男性の対応がおおらかだったところもあって、時々躍進的な女性が生まれることがあったのです。また、フランスはとても新しいことを受け入れる寛容さもあることが多くの活動的な女性を生み出したのでしょう。

 

フランスは幾度の革命によって王政や独裁政治を倒して来ました。マリーアントワネットさえも処刑しました。しかし、革命のたびに多くの市民も亡くなったのですが、その裏ではいつも強奪や殺りくが行われていました。貧しさや飢えに苦しむ人たちがその不満を爆発させて革命が起こったため、ひとたび火が付くと一気に広がり宮殿や御殿に人が押しかけて金目の物を奪い、さらにはそこで働く人たちを殴り殺しにしました。革命と言う名の暴動です。とてもほめられるものではありませんでした。このようなことが何度もくり返されたので、当時の王族や貴族はいつでも避難できるように、国外に避難所を作るようになりました。そのことでフランスの王族は他国の王族との親交が深まり、姻戚関係を結ぶようになりました。特にオーストリアやスイスとの関係が深まり、マリーアントワネットもその中でフランスに嫁ぐことになりました。しかし、当時の王族は毎日を贅沢三昧で暮らしていたため、マリーもご多分に漏れず贅沢の限りを尽くしました。そのことが一般市民にも知られるようになり、市民の不満に火を付けたのです。最終的にはギロチンで首を切られました。

 

フランス国民の気質には、自分よりも贅沢な生活をしている人に対しての妬みを持つところがあります。そのため少しでも自分の方が優れていることをアピールするために、着る物や化粧で対抗しようとするのです。そのことがフアッションの洗練さを生み出していったのです。パリで行われるフアッションショーもその現われで、少しでも人より優位に立ちたいと言う我欲の現われなのです。しかし、いくら外見を着飾っても中身がそれに伴っていなければピエロのようなもの、そのこともわかっているので知的なことに強い関心を寄せるのです。フランス人の多くが日本の文化に興味を持っているのもそのためです。フランスには内面を掘り下げた文化があまりないため、それを日本の文化に求めているのです。特に映画やアニメ、さらには茶道や華道、また相撲や歌舞伎などにも強い関心を持っています。

 

フランスは幾度の革命によって軍事国家としても栄えてきました。武器の輸出はアメリカ、ロシア、中国に続き、さらには核弾頭も保有しています。フランスが武器の輸出をする相手は国ではなく、タリバンやイスラム国、さらには北朝鮮など反政府組織や西側諸国と対立する組織などを対象としているのです。なぜなのか、やはり妬みの気質があるからです。アメリカやイギリスに対する妬みがあるため、それらの国と対する国や組織に武器を提供しているのです。表向きは友好関係を結んでいますが、裏ではアメリカやイギリスを弱体化させようとしているのです。そのため、アメリカやイギリスが主要となる協定にはいつも反対し、独自のスタンスを取っています。また、EUでの影響力を強めるためにドイツと手を組んでイギリスやアメリカの介入を阻止しようとしてきました。イギリスの離脱によって、今度はドイツよりも優位に立とうとしてメルケル首相の退陣をいろいろと画策してきました。その効果がやっと出てきたのです。フランスはこれからEUを自由に動かしていこうと考えていますが、コロナや自然災害によってそのもくろみは打ち砕かれるでしょう。すでに今年の初夏に異常低温が発生してほとんどのブドウが霜で枯れてしまい、今年のワインの製造は壊滅的な状態になってしまいました。この通信は2021年10月の下旬に書いています。

 

フランスは200年前の植民地時代に東南アジアや太平洋とインド洋の島々を植民地にしました。現在も天国に一番近いとされているニューカレドニアなどをフランスの領土としています。リゾート地としても有名ですが、この島々ではニッケルが大量に採れるためフランスは手放さないのです。さらにこの島々の海域で何度も原爆の核実験を行っているのです。見た目はきれいな海ですが放射能汚染が深刻で、島の住人は汚染された魚を食べなければならないためフランスに対して強い不満を抱いています。そこに目を付けた中国が密かにこの島々の人たちをあおってフランスからの独立を画策しているのです。フランスはそれを察知して、中国をけん制するためにインド洋に軍艦を派遣しているのです。いずれこの島はフランスから独立するでしょう。その時、中国が裏でいろいろな支援をすることになるでしょう。

 

フランスが一番手に入れたいものがウランです。原子力発電と核爆弾に必要で、自国では調達できないので輸入に頼っているのですが、その一番の輸入先が北朝鮮なのです。そのためアメリカが北朝鮮に制裁をかけたりすると、フランスが助け舟を出すのです。一番が小麦やトウモロコシ、そして医薬品や高級ワインなどを。さらに武器や弾薬を提供しています。アメリカもそれを知っていますが、北朝鮮が暴発するのを恐れて見逃しているのです。またフランスはイランともつながっていて、核開発の技術を提供しているのです。それもアメリカは知っていて、互いにけん制しながら武器の輸出を行っているのです。ある意味でのパートナーで、互いのパートナーの国をエサにして制裁したり武器を売ったり、ウランや石油を買っているのです。そのことで両者は多額の利益を得ているのです。その狭間で日本はいいように使われているのです。

 

フランスはこれから異常気象が激化していくでしょう。パリの緯度は北海道の稚内よりも高く本来ならとても寒い所なのですが、メキシコ湾の温かい海流によって日本の九州ぐらいの気候になっているのです。しかし、メキシコ湾での原油流失事故が重なり、多くの海洋生物の死滅により海流に大きな変化が起こりつつあります。藻やプランクトンから排出される酸素が不足し、多くの魚が死滅しました。そのため魚が排出するCO2も激減し、海水の温度が低下して海流に変化が生じているのです。メキシコ湾で温められた海水は冷たい北極に向かって流れるのですが、十分に温められないため北極に向かって流れないのです。

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