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新時代通信No198【魂の誕生18】

22年03月14日

この通信は「魂の誕生」をお伝えします。魂についていろいろお伝えしていますが、少し話題を変えてみます。この通信は2022年の3月の中旬に書いています。今一番注目されているのが、ロシアによるウクライナ侵攻です。すでにそのこともお伝えしていますが、もう一つこれから注目されていくことがあります。それは常識です。

 

常識とは時代によっていつも変わります。もちろん変わらないものもありますが、社会通念のおおよそは時代によって変わります。今、変わりかけているのが人とのつながりです。コロナによって人と接することが少なくなり、孤独を感じる人が増えてきました。そのためラインやメール、SNSやフェイスブック、ユーチューブなどのネットによるつながりが多くなってきました。飲食店もテイクアウトやデリバリー、つまり出前が多くなり、直接人と話すことがますます少なくなってきました。仕事も自宅でする人が増え、ZOOMやオンラインでの会議や取引が多くなってきました。これからますます多くなっていくでしょう。つまり、直接人と会うことが著しく少なくなっているのです。さらに、マスクの着用で相手の表情が読み取りにくくなり、また会話も聞き取りにくくなっています。このような状態が続くとどうなるのか、ますます孤立化していくのです。

 

人は一人では生きていけません。人とのコミュニケーションとかかわりがないと生きていけないのです。それでなくても核家族が進んで、さらに家族同士でも自分の部屋で過ごすことが多くなり、家庭内での孤立化も進んでいます。このような状態が進んでいくとどうなるのか、それは自分の存在価値がわからなくなってくるのです。人はだれかに認めてもらうことで生きていく価値を見出すのです。人との接触が少なくなれば認めてもらう機会も少なくなるのです。認めてもらわないと生きていく意味を見出せなくなるのです。このままこのような状態が続いていくと、自死する人が増えてしまうのです。それでなくても自殺する人が年々増加しているのに、ますます増えてしまう可能性があるのです。それは若者だけでなく、すべての世代に当てはまることになるのです。このようなことを何とか防がなくてはなりません。そのためには、人との直接の交流を増やさなければならないのです。

 

コロナやオミクロンでソーシャルディスタンスや2メートル以上の間隔を取りましょうとか、学校給食や会席では黙食を心がけましょうと言われていますが、そろそろオープンにする時が来たようです。すでにヨーロッパやアメリカではマスクを解禁にし、飲食店や居酒屋での立ち入りも通常に戻しつつあります。感染者が減ったからではなく、そのようなことをしても意味がないことがわかり始めたからです。ある意味でインフルエンザと変わりないと認識するようになってきたのです。もちろん、ある程度の注意はしていますが、ほぼ通常通りの生活に戻しつつあるのです。日本はすべてにおいてワンテンポ、ツーテンポ遅れているのです。ワクチン接種もしかり、医療体制の拡充もしかり、そして休業補償もしかり、すべてにおいて実状から遅れた対応をしているのです。これ以上無意味なことをしていては、コロナやオミクロンで亡くなる人よりも、孤独によって自らの命を絶ってしまう人の方が多くなってしまうのです。

 

人は自分の存在価値がわかりません。周りの人によってその存在価値を知ることができるのです。そのためにはある程度人と交流しなければならないのです。今、その機会を大幅になくしてしまっているのです。早急に取り戻さないと手遅れになってしまいます。そのための第一歩が、マスクをはずして人と面と向かって話すことです。コロナやオミクロンの感染が気になるのであれば、フェイスガードや口元が見えるマスクなどをして会話するようにしてください。さらに、目をしっかり見て顔を突き合わせるようにして話すのです。言葉だけでなく顔の表情でその人の思いを感じ取るようにしないと、本当のことがわからないからです。特に日本人は本音をストレートに話すことが苦手です。顔の表情に本音が現れるものなのです。本音を知ることが一番大切なことになるのです。

 

そして、飲食をなるべく人とするようにしてください。黙食が常識化していますが、人は美味しいものを食べている時やお酒を飲んでいる時に本音が出てくるものなのです。黙って食べていてはわからないのです。今、小学校や中学校では黙食が定着しています。本来なら、子どもたちはワイワイしゃべりながら食べるのですが、あまりにも寂しい状態になっているのです。ワイワイ話す中に、子どもたちの本当の気持ちが現れてくるのです。そしてそれが子ども同士の関係を深めていくのです。大切な給食の時間を早く取り戻してあげたいものです。もう一つ大切なことがあります。高齢者の施設ではコロナやオミクロンの感染予防のため、外部からの出入りがかなり制限されています。そのため、家族の面会も制限され、それまで月に数回訪れていたのが1年に1度とか、数カ月に1度となってしまいました。そのため、入居者の高齢者はとても寂しい思いをしています。何とか面会の回数を増やすようにしてもらいたいのです。スマホやガラス越しでもかまわないので、面会を試みてください。

 

コロナやオミクロンによって、人はそれぞれの存在価値を改めて知る機会を与えられたのです。孤独になることで自分の存在価値を模索し、それが人によって知らされることを知るようになってきたのです。いくら考えても自分では見出すことはできないのです。人に教えられて初めてわかるのです。まだわからない人も多くいるでしょう。そろそろ自分の存在価値を知る時がきたのです。そのためには多くの人と接しなければならないのです。マスクをはずし、そして面と向かって人と話すことが求められているのです。おそらく日本もこれから感染者は減っていくでしょう。しかし、この2年以上続いてきた習慣をすぐに変えることはなかなかできないと思います。それでも何とか人との会話を絶やすことなく、深めていかないといけないのです。特に子どもや若者はそのことがとても大切なのです。そのための第一歩が、ゲームやスマホにあまり集中しないことです。マスクをしていても、友達や仲間と話す機会を作ることなのです。さらに、野外で遊んだり、活動する機会を増やすことなのです。寒くて長い冬もそろそろ終わろうとしています。春が確実にやってきました。外に出て、大いに遊び活動してもらいたいものです。

 

そのためには、親や大人が子どもたちを外に出て遊ぶように仕向けなければなりません。家でゴロゴロしていないようにさせてあげてください。また、自然の中で遊ぶ機会を作ってあげてください。特に小さなお子さんにはそれが必要です。野外であればマスクを外して大きな声で話すようにさせてあげてください。自然の中で大いに遊ぶことでさまざまなことを学ぶことができるのです。学校では学ぶことができないことは多くあります。自然はある意味で子どもたちにとっての先生でもあるのです。

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