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食養生通信No9【春の食養生】

23年02月06日

春、2月4日は立春。とは言っても、とても寒い日が続いていますが、なぜ春なのか。二十四節季は日の高さを基準に表しているのです。つまり、太陽の高さは夏至が一番高く、日中の時間も一番長くなります。逆に冬至は一番短いとされています。この頃より気温の変化がきわだつようになるのです。

 

日中でも正午が一番日が高いのですが、1日の最高気温は午後の2時頃となります。つまり、太陽の日の力で地面は温められて気温が上がっていきます。地面が温まるには時間がかかるのです。正午から2時間遅れで地面は最高気温に達するのです。1年も同じで、立春の頃から日は高くなっていくのです。日差しは確実に高くなっていくのですが、地表部の気温はまだ真冬並みなので実感できないのです。ある意味で、二十四節季は1カ月先を表わしているのです。

 

しかし、植物はちゃんと二十四節季通りに成長していきます。なぜら太陽の日差しに忠実だからです。立春の頃からさまざまな植物の芽が出始めます。特に山菜として食べられるフキやウド、ツクシやタラ芽、そしてヨモギやカンゾウなどが芽を出し始めます。地域によっても異なりますが、あと一カ月もしたらいろいろと食べることができるでしょう。春の山菜は比較的苦いものが多いのですが、この苦い味が心臓の働きをよくして全身の血流をよくしてくれます。それまで寒い日が続いていたので、特に手足が冷えてしまった人は多くいます。これらの山菜を食べることで全身の血流をよくするのです。さらに、冬場は寒さに対応できるように多くの物を食べて、体内で燃やして体温が下がらないようにしています。その結果、体内には老廃物が多くたまっているのです。特に肝臓に。その老廃物も心臓の働きをよくすることで血流をよくし、すみやかに排泄させるのです。春の山菜はまさにデトックス効果があるのです。

 

これからはさらにワラビやゼンマイ、行者ニンニクやアサツキなども出てくるので、いろいろと食べてみるとよいでしょう。そして、春に食べてもらいたいのが、菜花やセリ、タケノコにニラです。特にニラは肝臓の働きをよくすると漢方では考えられています。春は木の芽時と言われるように、さまざまな植物が新しい芽をだし、すくすくと成長していきます。肝臓は体の中では血液を浄化して、さまざまな栄養素を作り変える仕事をしています。また、自律神経と深く関係していて、精神状態とも関係しています。「イライラすると、はらわたが煮えくり返って、頭に血が昇る」と言います。この時の「はらわた」が肝臓のことなのです。春は、冬の間にたまった老廃物を処理するために、肝臓がフル回転します。そのため、肝臓のトラブルが起こりやすくなって、頭に血が昇りやすくなり、目の充血や鼻づまり、肩こりや頭痛が生じやすくなるのです。さらに、精神的にも不安定になってハイになりすぎたり、うつ的な状態になってしまうのです。いわゆる「五月病」と言われる症状も肝臓と関係しているのです。肝臓と言うとお酒を連想しますが、お酒以上に春の季節の影響を強く受ける臓器なのです。肝臓の働きをよくする食べ物にアサリとかシジミ、カキなどがありますが、それ以上に春の山菜が効果を発揮してくれるのです。
この春からさまざまな物の値段がさらに上っていきます。特に食料品や電気、ガスはとどまることをしりません。残念ながら今年はさらに値上がっていくでしょう。世界情勢は不安定な状態が続き、さらに自然災害や異常気象が恒常化していくため、農作物は安定して収穫できなくなるのです。食糧の多くを輸入に頼っている日本は、その影響を真っ先に受けることになるのです。野菜の種や化学肥料の原料も9割以上が輸入です。さらに、今年はおそらく冷夏になるため、米も不作になると思います。食料品はかなり値上がりすることを想定しておかなければなりません。特に葉物の野菜は手に入りにくくなるので、自宅で少しでも作ることをおすすめします。庭がない方はプランタンや室内でも育てることができる野菜を作ってみるのもよいでしょう。いずれにしてもこれからは、だれもが何かしらの形で農業に関わっていかないと、食べていけなくなっていくのです。

 

5年後には、多くの人が農業をしながら自分に合った仕事をしていくようになるでしょう。小学生、中学生、そして高校生も授業の中に農業が組み込まれていくことになります。したがって、部活やクラブはほとんどなくなり、スポーツはあくまで趣味でやるものとなるでしょう。このような生き方を半農半Xと言います。Xとは、個々に生涯続けていける仕事のことで、物作りとか専門職、さらには技能職や指導職など、生涯現役で続けていける仕事なのです。もちろんすべての人ができるわけではありませんが、いずれにしても農業に従事していくことになるでしょう。農業をするためには、都会ではできないので多くの人が地方や田舎に移住するようになるでしょう。そして、そこで新たな仕事に従事するようになるのです。もちろん、今まで行ってきた仕事を続けてもいいでしょうし、その土地に合った仕事を始めていくのもよいでしょう。ただ、たんなる会社員や製造業、そしてサービス業や各種の社員として働いていた人は通用しなくなるので、しっかりと考えなければなりません。

 

5年後はすぐにやってきます。特に若い人たちは、生涯現役で続けられる仕事を今から見つけなければなりません。芸人やスポーツ選手、俳優やタレント、ゲーマーやユウチューバ―など、若者があこがれる仕事は5年後にはほとんど廃業となっていることでしょう。人が生きていくために最低限必要とされる仕事に従事しないといけないのです。食べること、生活すること、住むこと、そして生きていくために必要とされる仕事は何なのかを、しっかりと考えるようにしてください。そして、これからの時代は物をいかに大切にしていくかが問われる時代でもあります。大量生産、大量消費の時代は終わりました。良い物を末永く使っていく時代です。したがって、昔からの伝統工芸や自然素材を使った物が必要とされていきます。いわゆる職人が作り出す物が重宝される時代となるのです。そのためには、時間をかけて技能を習得する必要があります。今からそのような仕事に就く人が増えていくとよいでしょう。

 

半農半Xの時代に向けて準備していくのがこれからなのです。一人でも多くの人が取り組むことを願っています。ちなみに私は、町の一薬屋として、これからもさまざまな病気や症状で悩んでいる方を支えていきますが、いずれは薬を使わない薬屋になるつもりです。それはいわゆる「気功」を使っていくのです。目に見えないエネルギーを使うことで、さまざまな病気や症状を改善していくのです。すでに、一部の方には使っていますが、いずれは漢方薬の原料となる薬草が十分に手に入れることができなくなります。自分で栽培することは不可能なので、「気功」によって治していくのです。すでに、エネルギー療法や波動療法が行われるようになってきました。さまざまな形で行われていますが、私はただ手を当てるだけです。さらに、遠方の人に送ることもできます。いずれは多くの人に使っていくことになるでしょう。

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