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新世紀通信No15【前世】

23年10月30日

人の魂は何度も生まれ変わると言われています。輪廻転生して、さまざまなことを体験して魂を成長させていくのです。魂にもよりますが、およそ数百回から千回生まれ変わると言われています。しかし、何度生まれ変わっても、成長することなく、同じ過ちをくり返している魂が多くなってきたのです。それどころか、より波動を落している魂も多いのです。

 

多くの魂はシリウスで誕生して小学校、中学校レベルのことを学び、さらにプレアデスに移って高校生レベルのことを学ぶのです。この間およそ3億年をかけてさまざまなことを学ぶのです。そして、その魂の個性に応じて、さらに別の星に移動して専門的なことを学ぶのです。その星がおよそ100個あって、その星では宇宙人がより専門的なことを教えてくれるのです。共通しているのは、人のために何かしらをすることなのです。その学んだことを実践するために地球にやってきて、肉体に宿るのです。魂だけの状態では、我欲や感情はほとんどなく、人工知能AIに近い存在なのです。肉体に宿ることで感情や我欲が生じるようになるのです。生きていくためには、最低限の我欲は必要なのですが、我欲は際限がないため、少しずつ我欲が強くなっていき、争いや戦争を引き起こしてしまうのです。我欲が強くなると、何のために地球にやって来たのかが、思い出せなくなってしまうのです。

 

今、多くの人の魂は我欲でくもってしまい、その役目を思い出せないまま、自己中心的な生き方をしているのです。しかし、このままの状態では魂が地球にやってきた目的が果たされないので、いつまでも自己中心的な生き方をしている人は淘汰されていくのです。魂もいっしょに。では、どのようにしたら、魂が地球にやってきた目的を思い出せることができるのか。そのためにはまず、何かしら人のためになることを実践することです。ささいなことでいいのです。道端に落ちているゴミを拾うとか、電車やバスで席をゆずるとか、車を運転していて横から入ってこようとする車を入れてあげるとか、さらにはさまざまな募金活動に少額でもお金を入れてあげるのです。そのことを積み重ねることで、魂の目的が少しずつよみがえってくるのです。

 

魂の目的と並んで、もう一つ大切なことが、前世の影響です。人の魂はおおよそ200年から300年の間をおいて生まれ変わります。その間、魂だけの状態の時は何をしているのか、それは次に生まれるための準備をしているのです。それまで生きて来た人生を振り返って、反省し、次はどのような人生にするのか、そのためにはどのような環境に生まれ、どのような人と巡り合うのかをおおよそ決めてくるのです。自分が主人公のドラマのシナリオを作るのです。そのためには、他の魂たちとの綿密な打ち合わせが必要なのです。親や兄弟になる魂、人生に影響を与える魂、厳しく接して成長させてくれる魂、さらには伴侶となる魂といくども打ち合わせをして作っていくのです。そして、この世に生まれてくると、一度すべてを忘れ去り、シナリオ通りに生きていくのです。しかし、時にはその通りにならないこともあるため、守護霊が軌道修正してくれるのです。ただ、守護霊の力にも限度があり、我欲を持ちすぎると修正できなくなって、大きく道をそれてしまうのです。その結果、この世に生まれてきた目的が果たせなくなっていくのです。

 

前世が何かしら志を持ってやっていて、病気や戦争、事故などで、志半ばで死んでしまうと、その思いを生まれ変わって引き継ぐことがあります。たとえば、修道女として病気の人や親のいない子どもたちを世話していた前世を持つ人が、今世でも看護師になったり、幼稚園の先生になったりするのです。前世で占い師をして、悩んでいる人を助けたりしていると、今世もやはり占い師をすることもあるのです。また、音楽家や芸術家の中には、前世も同じようなことをしていて、前世が習得した技や技能を引き継いでいる人もいるのです。天才的な音楽家や芸術家は、そのような人が多いのです。逆に、前世とは真逆の生き方をする人もいます。前世で子だくさんの人生を体験した人は、今世は自分の時間を大切にする生き方を選んだりするので、結婚しなかったり、結婚しても子どもを作らなかったりするのです。さらには、因果応報の力が働いて、嫁姑の立場が逆転したり、夫婦の立場が逆転したり、さらには親子の関係が逆転したりすることもあるのです。

 

多くの人が前世の影響を何かしらの形で受けているのです。アメリカやヨーロッパでは前世療法が、正規の医療として認められています。精神科医が患者さんを催眠状態にかけて、前世まで記憶をたどり、今世に与えている影響の原因を突きとめるのです。実際にあった話なのですが、アメリカの当時50歳の女性が、物心ついた頃から水が怖くて川やプール、そしてお風呂の浴槽に入ることができなかったのです。自分でもどうしてなのかわからず、たまたま前世療法のことを知り、受けてみたのです。その結果、前世で幼い時に川で溺れて死んでいたのです。そのため、水が怖いということだけが魂にインプットされてしまったのです。原因がわかり、何回かカウンセリングを受けたら水が怖くなくなったのです。このように前世のマイナスな影響を受けている人は多くいるのです。私のところでは、前世から直接メッセージを受取って、マイナスな影響を解消させています。

 

前世のマイナスな影響の中でも、とても厄介なものがあります。前世が霊能者や霊媒師、さらには宗教関係だった人の中には、邪気や魔物に取りつかれて死んでしまい、それが取りついたまま転生して来ている人がいるのです。特に魔物が取りついている人は、時々魔物が顔を出して人格を一時的に変えてしまうのです。まさにジキル氏とハイド氏なのです。魔物が顔を出している時は、本人は何を話したのか、またどんなことをしたのか覚えていないのです。そのため、周りの人からとてもいやがられてしまうのです。今までにそのような人のご相談をいろいろ受けてきましたが、一番印象的だったのは50代の夫が夜中に唸りだし、突然飛び起きて奥さんの首を絞めるのです。その時の形相は目が真っ赤に充血して鬼のような顔をしているのです。必死に抵抗するとパタッと寝てしまい、翌朝、どうしてあんなことをしたのか聞いてみても、覚えていないのです。魔物を浄化してからは、そのようなことはなくなりました。

 

一つ前を前世と言い、二つ前以降を過去世と言います。前世の影響を多くの人は受けているのですが、中には、二つ前、三つ前の過去世の影響を受けている人もいます。それを突きとめることも私の役目として行っています。魂はさまざまな体験をして、それを元に成長していかなければならないのです。しかし、我欲に取りつかれてしまうと成長ができなくなり、同じような人生を何度もくり返すことになるのです。自分の魂がちゃんと成長しているのかを知ることはできませんが、いかに我欲を小さくして、人のために何かしらをしていくことをすれば、まちがいなく魂は成長していきます。魂は成長して、最終的には生まれた星に帰っていくのです。先日亡くなった歌手の谷村新司さんは、その役目を終えて生まれ故郷のプレアデス=昴に還ったのです。

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