先日、ローマ教皇フランシスコが亡くなられました。カトリック信者およそ12億人の指導者であり、バチカン市国の元首でもあった方です。エリザベス女王の死去に続いて、ヨーロッパの偉大なる存在が失われたのです。まさに時代の大きな転換期となっているのです。ヨーロッパやアメリカを中心とした時代が終わろうとしているのです。
近年は、イギリスを中心にしてヨーロッパやアメリカが世界をリードしてきました。リードと言うと聞こえはいいのですが、支配してきたのです。イギリスはインドやアフリカ、中東を支配し、スペイン、ポルトガルは中南米を、フランスは東南アジアを、アメリカはさまざまな形で世界を牛耳ってきたのです。朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン戦争、イラク戦争、そして今はウクライナがロシアと代理戦争をしているのです。これらの根底には、アングロサクソン文明が繁栄するために、他の国々を搾取してきた時代背景があるのです。その一翼を担ってきたのがカトリック教会であり、ローマ教皇なのです。
1500年頃から大航海時代が始まり、スペインやポルトガルがアフリカやインド、中南米に進出して植民地化していきました。その偵察部隊が宣教師だったのです。イエスの教えを広げると言う名目で、異国の地をつぶさに調査して、本国に報告していたのです。そして、その国の特産品や資源を見つけ出して、いかに手に入れるかを提案したのです。時には軍隊が派遣して植民地化したり、時にはその国の権力者を懐柔して乗っ取ろうとしたのです。日本も織田信長の時代にやって来たフランシスコザビエルがさまざまな文化や文明を伝えては、諸大名を懐柔してキリスト信者にさせていったのです。そのことを見抜いた豊臣秀吉は、キリスト教の布教を禁じるようにしたのです。いわゆるキリシタン禁止令が下されたのです。徳川の時代になると、さらに厳格化して、キリシタンの弾圧は徹底的におこなわれたのです。そのことで、日本はヨーロッパ諸国からの侵略を防ぐことができたのです。
日本は島国なので、鎖国と言う形でヨーロッパ諸国からの侵略を防ぐことができましたが、アフリカやインド、東南アジアに中南米はやすやすと侵略されて、植民地化されていったのです。そのことで、植民地化された国々は現在もヨーロッパ諸国の影響を受けているのです。アフリカはいろいろな資源があるため、その採掘権利をヨーロッパの大手企業が牛耳っていたり、東南アジアでは現政権と裏でつながって、さまざまな利権を牛耳っているのです。ミャンマーやタイなどで現政府に対する武装組織がいるのは、そのような利権を取り戻すためでもあるのです。アフリカでも同じような抗争が続いています。
ローマ教皇が亡くなったことで、次の教皇が選ばれますが、おそらくかなり混乱することでしょう。ここの所、ヨーロッパ以外の国の出身者が教皇に選ばれてきたため、ヨーロッパ諸国がかなりの不満をかかえています。ある意味での派閥争いが水面下で行われているのです。それが表面化してくる可能性が高まるのです。そのことでカトリック信者も大きく分裂していくことになるでしょう。
カトリック教は、キリストの名の元に多くの信者を支配するために作られた宗教なのです。およそ2000年前から脈々とそれは受け継がれ、今もそれは続いているのです。特にこの500年は顕著になり、布教の名の元に多くの人を殺して支配していったのです。そして、それはある意味で今も続いているのです。イスラエルによるガザ地区の攻撃や、ロシアによるウクライナの侵略、そして多くの紛争の根源はカトリック教にあるのです。しかし、いつまでもそのようなことは続きません。いよいよカトリック教やさまざまな新興宗教が崩壊していくことになります。これらの宗教はある意味で邪神を崇拝しているのですが、邪神の後ろ盾となっていた闇の帝王が地球から撤退したので、急速に力が弱くなっているのです。多くの信者が、今まで信仰して来きた神が本当の神ではないことに気づき始めていくのです。そのきっかけとなるのが、次の教皇を決める時なのです。
日本にはさまざまな宗教団体がありますが、その多くは邪神を崇拝しているのです。真光教や天理教、創価学会や旧世界統一教会、小さいものを含めると1000以上の宗教団体があります。これらの団体も急速に崩壊していくでしょう。さらに、仏教も檀家制度がすでに崩壊し始めているため、住職不在の寺が多くなっていきます。神社も宮司不在が多くなっていきます。5年後には、大きな神社や寺以外は、宮司や僧侶がいなくなっています。さらに、新興宗教もなくなっています。しかし、人々は神仏を信じ、日々感謝を伝えるようになっています。神仏を身近な存在に感じながら、暮らしているのです。そして、神仏の手足となって他の人のために動いているのです。宗教は一部の権力者が、多くの人を支配するために作られたもの、したがってこれからの時代には必要ないのです。
日本以外の一神教の人たちは、これから何を信じていけばよいのか、従来通りイエスやアッラー、釈迦などを信仰していけばよいのです。しかし、今までのような戒律や聖書にコーランなどにしばられる必要はないのです。これらの物は、特定の権力者が人々を縛り付けるために作られたものなので、純粋に自分の信じる神仏を信じていけばいいのです。立派な神殿や宮殿は必要ないのです。日本も多くの新興宗教は立派な会館や御殿を作ります。そのような物は必要ないのです。神仏はいつも私たちとつながっていているので、わざわざ神殿や会館に行く必要はないのです。したがって、5年後にはそのような建物はさびれているのです。
ただ、身近な神社や寺は残っていきます。なぜなら、その多くはいわゆるパワースポットにあるからです。古くからある神社や寺の多くは、10000年以上前から縄文人たちが神を祀るための石碑などを置いてきたのです。さらに、大陸からやって来た人たちが自分たちが信仰する神を同じところに祀るようになり、今に至っているのです。したがって、パワースポットにはさまざまな神仏が祀られているのです。中には邪神が祀られている所もあるのです。稲荷神社や八幡大社、天満宮などがそうなのです。単なる我欲をお願いするためにこのような所に訪れると、邪神に取りつかれてしまうのです。まずは感謝をお伝えして、人のためになることをお願いするのです。そうすれば邪神に取りつかれることはないでしょう。
先月末に、1年ぶりに伊勢神宮に行ってきました。多くの神が歓迎してくれて、私とつながっていただけるようになりました。内宮外宮合わせて2500柱の神々とつながることができました。神々は今、人とつながりたくてしょうがないのです。これからの時代を築いていくために、人といっしょになってその御力を思う存分に発揮したいのです。みなさんも、ぜひ身近な神社で神とつながってください。