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真日本史伝

真日本史伝No12【日本の神々6】

25年06月02日

日本の神々の多くは、人を正しい道に導くことをしています。一神教の多くは、さまざまな戒律や規則によって人々が道を踏み外さないようにさせています。日本の神々は自発性を尊重し、他の宗教はある意味で戒律によってしばりつけているのです。人は善の心と悪の心を持っていますが、善を尊重するのか、悪を戒めるのかで異なるのです。

 

【底筒男神・中筒男神・表筒男神:ソコ・ナカ・ウワツツノオノカミ】
この神々の共通しているところは、筒の名が付いていることです。筒は人の体を表していて、内部の空洞が消火器系の臓器を表し、筒の中身が肉の部分で、外側が皮膚なのです。つまり、底が胃や腸で、中が筋肉や骨、他の臓器で、表が皮膚を表しているのです。それぞれの神が人の体のそれぞれの部位を守り、そして病気を治してくれるのです。病気を治してくれる唯一の神なのです。しかし、ただ病気を治してくれるのではなく、それまでの生活や考え方を見直し、改めるように導くことで治してくれるのです。安易に病気を治してくれる神ではないことをしっかりと認識してください。

 

【大物主神:オオモノヌシノカミ】
この神は、お金や幸運を授けてくれます。この神は人が多くの人のためにお金を使うことをとても喜ぶ神なのです。したがって個人的な私利私欲の願い事は一切受けません。たとえば昔、川の洪水を防ぐための堤を作るために、その土地の庄屋が自前のお金を出して工事をしようとすると、多くのお金がその庄屋の所に舞い込んできたのです。その結果、庄屋はさらにそのお金で村人が使える農機具を買ったりしたのです。最初は自腹を切っても、どんどん入ってくるので結局は富んでいったのです。この神はそのようにして、人のためにお金を使う人にどんどん与えることをしてくれるのです。したがって、わざわざこの神が祀ってある神社に行かなくても、この神がやってくるのです。

 

【日子穂穂手見神:ヒコホホデミノカミ】
この神もムーの時代に、多くの人に自然環境の維持や自然災害によって破壊された環境を修復することを教えていた人の魂が神格化したのです。したがって、自然を守る神なのです。逆に言えば、自然を破壊をする人たちに神罰を下す神でもあるのです。神罰を下す時は龍神と共同で行います。台風や大雨による洪水、雷や竜巻などで。自然の驚異を見せつけることで、自然への畏怖を感じさせるのです。

 

【火照神:ホデリノカミ】
この神は、ムーの時代に多くの人々にさまざまな神の御役目を教えていた人の魂が神格化したのです。まさしくこの「真日本史伝」のように。さらには、宇宙の成り立ちや創造主についてもかなり深く教えていたのです。この神は今、私を通して当時教えていたことをこのようにして伝えてくれているのです。この史伝の一部は、この神から伝えられているのです。

 

【宇摩志麻遅神:ウマシマヂノカミ】
この神は、人の魂にこびりついたカルマを浄化してくれます。人は何度も生まれ替わりますが、さまざまな行いをすることでネガティブ感情が魂にこびりついていきます。そのことで魂はくもってしまい、何のために生まれてきたのかを思い出せなくなってしまうのです。魂は多くのことを学んで肉体に宿りますが、肉体に宿った時点で学んできたことを一度忘れてしまいます。そしていろいろな体験をしたり、本を読んだり、さらにはさまざまな人と出会うことで生まれてきた目的や役目を思い出していくのです。しかし、魂がくもっていると、なかなか思い出せないのです。生まれてきた目的や役目が思い出せないと、人生を輝かせることができないのです。つまり、流されてただ漫然と生きることになってしまうのです。この神は、人の魂にこびりついたカルマを浄化して、その人の今世の目的や役目を思い出させてくれるのです。

 

【刺国若姫神:サシクニワカヒメノカミ】
この神は、多くの人を元気にする神なのです。刺すとは物をさすのではなく、人の背中を押すと言う意味なのです。国は人の元気を表しています。玉は人の心を表し、口は体を表しているのです。つまり、背中を押して心と体を元気にして若返らせる神なのです。ある意味で美容と健康の神でもあるのです。

 

【天之菩卑能神:アメノホヒノノカミ】
この神は、神界と仏界をつなぐ神で、神界の神の分身となった如来や菩薩と力を合わせて、多くの魂を浄化することをしています。この神は卑しい人の魂を浄化してよくする神なのです。この神の御役目を知っている人はほとんどいません。

 

【天児屋神:アメノコヤネノカミ】
この神は、幼くして亡くなった子どもの魂を神界に送り届けたり、飢えに苦しむ子や親のいない子を優しく見守る神なのです。昔は、生まれてすぐに亡くなる子どもが多かったり、さまざまな病気で亡くなる子どもが多かったので、その子どもたちの魂を神界に導いていったのです。今では、経済的に恵まれない子どもたちに食事を提供する子ども食堂や、フードバンクにたずさわる人たちを増やしているのです。

 

【天之御影神:アメノミカゲノカミ】
この神は、苦しんでいる人や辛い思いをしている人を影になって支えてくれる神なのです。どのようにして支えるのか、ボランティアの人を差し向けたり、民生員や公的機関の人、さらには久しく会っていない友人や親類を差し向けてくれるのです。しかし、だれでもしてくれるわけではありません。私利私欲に固まっている人や、邪悪な心を持っている人には何もしません。いつも感謝と謙虚さを実践している人に差し向けてくれるのです。この神はいつも見ています。本当に困っている人を見過ごすことはありません。

 

【天若日子神:アメノワカヒコノカミ】
この神は、若い人たちを支える神なのです。若いとは15歳ぐらいの人たちで、子どもから大人になっていく上で、スムーズに成長できるように導いてくれるのです。昔の元服の儀式は、ある意味でこの神の御力を授かるためのものでもあったのです。

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