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真日本史伝

真日本史伝No14【日本の神々8】

25年06月06日

日本の神々は、厳しいだけではありません。見えない所で人々を助けたり支えているのです。どのような形で行っているのか、いろいろあるのですが、魂の段階で助けたり支えているのです。また、生きていく上でのさまざまな知恵を授けてくれているのです。食べることや自然と共生していく方法などを教えてくれているのです。

 

【天石門別神:アメノイワトワケノカミ】

この神は、人の魂が大きく成長するように導いてくれます。人は亡くなると魂は霊界に行って、生きていた時に行ったことをしっかりと振り返ります。良いことも悪いことも。その上で、次の人生をどのようにしていくのかを考えていくのです。その時にいろいろとアドバイスをしてくれるのがこの神なのです。そして、魂が何度も生まれ替わって少しずつその次元を上げていくことを導いていくのです。最終的には、神の世界へと導いていくのですが、なかには勢い余って神界に入ろうとする魂もいるので、そのような魂が迷い込まないようにするため、神界の門番としての役目をも果たしているのです。まさに石の門のような存在で、神界に入れる魂と、まだ入れない魂を選別しているのです。

 

【伊奢沙別神:イザサワケノカミ】

この神は、多くの人々が食べ物に不自由しないようにしてくれる神なのです。特に農産物や木の実などが豊作になるようにしてくれるのです。奢は、おごる、人に御馳走することであり、沙は細かい砂のことです。多くの人にたくさんの物を与えてくれる神なのです。分け隔てなく。そんな神が一番お望みになっているのが、自然の営みです。今の農業は化学肥料や農薬を大量に使い、ハウス栽培や水耕栽培が進み、さらに遺伝子組み換えも盛んに行われています。このような物を食べていると人の体はどんどんおかしくなっていくのです。さまざまな病気を作り出し、自然も破壊していきます。この神はとても憂いているのです。いつになったら目覚めてくれるのかと。

 

【天宇受売神:アメノウズメノカミ】

この神は、天照大神が天岩戸に隠れてしまったのを誘い出すために半裸で踊ったとされる神ですが、まったくの作り話で、事実ではありません。この神は人々に苦難を受け入れさせて、一回りも二回りも成長させることを後押しする神なのです。天宇とは神が与えた運であり、良いことも悪いこともあり、それを受け入れていくことで成長することを導く神なのです。

 

【久久能智神:ククチノカミ】

この神は、人の寿命を久しく伸ばしてくれる神なのです。いつまでも元気で長生きできる知恵を授けてくれるのです。日本の平均寿命が世界でもトップレベルにあるのは、この神のおかげなのです。医療が充実していることもありますが、伝統的な食や四季の過ごし方など、自然との共生の仕方を教えてくれてきたのです。

 

【塩椎神:シオツチノカミ】

この神は、塩と椎茸を使って飢饉や天災害によって食糧が不足した時に、人々が飢えをしのげるような知恵を授けてくれるのです。塩は保存食を作るために、椎茸は栄養価が高く簡単に手に入るからです。塩に椎茸を漬けるのではなく、塩を使った保存食を指しているのです。椎も椎茸ではなく、他のキノコや山で取れる山菜や木の実を指しているのです。日本は発酵食品や塩による保存食の伝統が古く、今もそれは引き継がれているのです。その多くはこの神が知恵を授けてくれたのです。

 

【大山昨神:オオヤマクイノカミ】

この神は、山の幸を与えてくれる神なのです。木の実や山菜、キノコや自然薯、鹿や熊などを与えてくれるのです。そして人々が食べると美味しいと言って、舌鼓を打つことを喜んでみているのです。昨とは舌鼓を打って食べる意味なのです。

 

【奥津彦神:オクツヒコノカミ】

この神は、火が絶えないようにさせる神なのです。昔は火を起こすことは大変だったのです。今のようにマッチやライター、火打石がない頃は木をこすり合わせて起こしていたので、一度ついた火をいかに消さないようにするかがとても大切だったのです。その火を消さないようにしてくれていた神なのです。

 

【火之迦具土神:ヒノカグツチノカミ】

この神は、自然の循環をうながす役目を果たしているのです。森林が山火事などで燃えて樹木が灰になると、微生物によって土となり、新たな植物が生えてきます。そのような循環をうながすことで、多くの生き物の営みが盛んになるようにさせているのです。また、この神は人が焼畑農業によって原生林を開拓することで、住処を失くした生き物に、新たな住処を提供することもしているのです。たとえば、雨を多く降らせることで多くの植物が成長させるようにしているのです。

 

【波邇夜須彦神・波邇夜須姫神:ハニヤスヒコノカミ・ハニヤスヒメノカミ】

この神たちは、多くの生き物の誕生をうながしているのです。邇は近いという意味で、波がまじかに近い夜とは満潮を意味しているのです。つまり、満潮を引き起こす神でもあるのです。満潮時に海の生き物の活動は活発になり、その多くが産卵をするのです。そのことで多くの生き物が誕生していくのです。この神は多くの生き物の繁殖をうながす神でもあるのです。女性の生理も月経と言われるように満潮時になることが多く、また人の出産も満潮時に多いのです。逆に亡くなるのは干潮時が多いのです。

 

このように、多くの神が私たちの知らない所で、さまざまな形で人々がちゃんと生きていけるようにしてくださっているのです。それゆえ、神社に詣でたときはまず、感謝を伝えなければならないのです。私たちが食べるものに不自由なく生きていられるのは、多くの神がその御力で豊かな幸が恵まれるようにしていただいているからです。「多くの幸を与えていただいて、ありがとうございます。」と感謝しなければならないのです。神社で五穀豊穣を祈願することが行われることがありますが、本来は、五穀豊穣にしていただいていることに感謝をしなければならないのです。豊かに実ることをお願いするものではないのです。

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