この夏は、世界中で異常高温が続いています。クーラーのないパリやイギリスは、まさに灼熱地獄と化しています。日本でも北海道で40度に達する所もあり、今までに経験したことのない暑さが生じています。アメリカやトルコ、ブルガリアに中南米などでは熱さによって山火事が発生し、未だに鎮火する気配を見せていません。
異常高温はいつまで続くのか、おそらく9月いっぱいは続くと思われます。このことで農作物や家畜、さらには多くの生き物がかなりの被害を受けることになります。私たちの生活に直結する飲料水の枯渇も顕著に現れてくるでしょう。すでに新潟の上越市や宮城では給水制限が行われていて、さらに他の地域でも行われるようになっていくでしょう。米どころの新潟や宮城に続き、多くの地域で渇水状態となり、米を始めとした農作物がかなりの被害を受けることになります。今からある程度の備蓄米を準備しておくとよいでしょう。さらに、野菜も高騰していくので、乾燥野菜や発酵食品を備えて対応していくとよいでしょう。酵素飲料などで対応するのもよいでしょう。いずれにしてもあわてることなく、普段よりも少し多めに備えればよいのです。
異常高温でさらに問題となるのが、子どもたちの通学や外遊びで熱中症になってしまう危険性が高まります。夏休みが終わっても猛暑が続くので、通学や外遊びを十分に気を付けなければなりません。特に小学生の低学年や園児は、地面からの放射熱を強く受けてしまうので、十分に注意をする必要があります。子どもは夢中になると、体調の変化を自覚することができません。気が付いた時にはすでに熱中症になっていることがあるので、屋外の活動は十分に気を付けるようにしてください。高齢者は発汗力が低下して、熱気が体内にこもりやすくなるので、冷房や扇風機を活用して熱中症に備えなければなりません。水分を取るだけでなく、汗を十分にかくことも必要なのです。
異常高温は意外なところでも支障をきたします。河川の水温も上昇して多くの川魚が死滅し、アユやサケが不漁となります。さらに、害虫が異常発生し、やはり農作物に被害を引き起こすことになるでしょう。また、ゴルフ場の芝や森林が枯れて、クマやサル、イノシシの餌となる木の実が不作となって、今まで以上に人が住んでいるところにやってくるようになります。今年は、すでにクマに襲われた人が多くいますが、さらに多くなっていくでしょう。そして、全国的に交通事故が多く発生するようになります。暑さのせいで夏バテする人が多くなり、集中力がかなり低下してしまうからです。特にトラックやバスの事故が多くなるでしょう。お盆の帰省ラッシュでは、例年よりも倍以上の事故が発生することになります。十分な休息をとりながらの運転をしなければなりません。
暑さのせいですべてがおかしくなっていきます。多くの人がイライラし、殺気立っていきます。ささいなことで喧嘩になったり、暴力をふるうようになります。あおり運転や危険運転をする人も多くなります。くれぐれも冷静に対処するようにしてください。
異常高温は年々高まっていきます。すでに40度越えの地域がいくつも出てきていますが、これからさらに増えていくことになります。そのため、すべてにおいて今までとは異なった生活スタイルを強いられるようになります。たとえば、小中学校は夏休みが9月いっぱいまでとなり、その分土曜日は登校することになるでしょう。それに伴って一般企業、特に製造業も夏休みが長くなり、土曜日出勤が定着していくでしょう。サービス業は夏場は営業時間を夕方から深夜過ぎまでが主体となり、早朝まで営業する店も多くなっていくでしょう。建設業や農業、道路工事や公共工事は、夏場は夜に行われるようになり、それに合わせて生活スタイルも夜型になる人が多くなっていきます。そのため、日中は人影があまり見られなくなってしまいます。
異常高温で一番影響を受けるのが農作物で米の品種も変わり、暑さに強い品種が主流となり、コシヒカリやアキタコマチは姿を消しているでしょう。北海道でも米が多く作られるようになり、大規模農業が盛んに行われるようになります。しかし、大豆や小麦、ソバなどの作付けが減り、これらの自給率は大幅に減ることになります。米の方が収益性がよいため、多くの農家が米作りにかたよってしまうからです。米作りが盛んな新潟や秋田、宮城、山形では、異常高温で慢性的な水不足が続くようになり、十分な米作りができなくなっていきます。その結果、日本の米の自給率はさらに低下していくのです。アメリカも水不足で米は不作となり、輸出量は激減していくので米は慢性的に不足状態となり、そのため多くの人が米作りに関わるようになっていくのです。もちろん化学肥料や除草剤を使わずに。
異常高温は日本だけでなく、ヨーロッパやロシア、インドや中国、そしてアメリカでも激しくなり、人だけでなく家畜にもかなりの影響を与えることになります。牛や鶏の多くが死滅し、乳製品や卵が高騰するようになります。もちろん牛肉や鶏肉も。フランスではブドウが不作となり、ワイン作りが壊滅的になるでしょう。さらに、小麦やジャガイモも不作となって、食糧不足が深刻となっていきます。特に、小麦の主要輸出国であるアメリカやカナダ、オーストラリア、フランス、ウクライナ、ドイツがかなり厳しい状態となり、自国消費を優先するため、輸出量はかなり減少することになります。日本は米も小麦も、そして大豆もかなり不足するようになり、すべての食糧が大幅に値上がりすることになります。少なくとも1年後にはそれが顕著に現れてくるでしょう。
おそらく、この異常高温はあと数年は続くことになります。5年から8年は続くため、世界的に食糧不足となり、多くの人が飢餓に苦しむことになります。すでに、世界人口の1割ぐらいの人が十分な食糧を手に入れることができなくて、栄養状態が著しく悪化しています。5年後には、おそらく7割ぐらいまでとなり、餓死する人が後を絶たなくなることになります。それだけ厳しい状態となる可能性が高いのです。残念ながらこれを回避する方法は今のところありません。日本は比較的に恵まれてはいますが、今のような飽食の時代ではなくなっています。食品ロスもかなり多い状態ですが、大量に作って大量に廃棄することはなくなっていくでしょう。スーパーやコンビニの店舗数も激減していきます。さらに外食チェーンや飲食店も激減していくでしょう。
異常高温はある意味で淘汰のためであり、自然と共生していく生き方がいかに大切であるかを、知らしめる警鐘でもあるのです。今までさまざまな形で警告されてきたのですが、人類は耳を貸そうとはしませんでした。そのため、いよいよ厳しい処断を下すこととなったのです。もう猶予はないのです。この処断を受け入れていくことが大きな課題となっていくのです。