神社や寺院には、樹齢数百年から千年ほどの御神木と呼ばれている樹木があります。これらの樹木には、確かに神が宿っているのです。神にもいろいろありますが、樹木に宿る神は多くの精霊が融合してできたものなのです。精霊は、すべての植物が創り出す一種のエネルギー体であり、愛のエネルギー体でもあるのです。
植物にも魂があって、人の魂と同じように光子からできています。人の魂はおよそ100億個の光子からできていますが、植物の魂は10億個の光子からできています。しかし、植物の魂の光子はどんどん分裂して、新たに生み出された光子はおよそ1億個になると、植物から離れて一つの意志を持った存在となるのです。それが精霊なのです。精霊は動物に無償の愛を与えます。たとえば、恐れや不安をやわらげたり、傷ついた体を癒してくれます。さらには、生きるための生命力を与えてくれます。精霊が数百年たつと妖精になって、時々姿を現すようになるのです。ピーターパンのティンカーベルや白雪姫の7人の小人、宮崎駿監督のトトロや木魂などそうなのです。アイスランドでは、今でも妖精が近くに住んでいると信じている人が多くいて、妖精が住んでいそうな岩や木は大切にしています。
精霊は、特に人のために働きたくてしょうがないのです。しかし、目に見えない存在を信じていない人には、その力を与えません。さらに、我欲や執着を強く持っている人にも力を与えないのです。感謝と謙虚さをいつも実践し、人のために何かしらのことを懸命にやっている人だけにその力を与えてくれるのです。まさに、トトロに登場するサツキとメイのような人に、その力を与えてくれるのです。今、世の中は大きく変わり始めています。一人でも多くの人が新しい時代に移行できるように、精霊や妖精たちは懸命にその力を多くの人に与えようとしているのです。精霊は、身近な観葉植物や庭木、公園の樹木や神社仏閣の樹木で人がやって来るのを待っています。まずは、「力を与えてください」と言って触れてみてください。そっと触れるだけでいいのです。何度か続けていくと、手に温かみを感じるようになっていくでしょう。さらに、植物や樹木と話ができるようになっていくでしょう。
精霊は、ある意味で神仏の分身でもあるのです。すべての動物に愛の力を与えて、すこやかに育つように働いているのです。人以外の動物はそれを知っているので、むやみに植物を荒したりはしません。必要最低限にしか手を出さないのです。しかし、人間は必要以上に樹木を伐採し、自然を破壊しています。最近、クマによる被害が急激に多くなってきたのは、人間が自然を破壊することに対しての警告を発しているのです。クマに精霊たちが宿って、これ以上自然を破壊しないように訴えているのです。そのことをちゃんと理解している人はほとんどいません。クマを害獣と見なして捕獲したり、場合によっては射殺しようとしています。人間が自然破壊をこれ以上やめない限り、クマヤイノシシ、シカやサルは、人間に対して危害を加え続けていくことになります。自然をいかに大切にしていくかが問われているのです。太陽光発電や観光のためにこれ以上自然を破壊することは許されないのです。
今、多くの神や龍神、そして精霊や妖精が活発に動いています。これらの存在をある程度信じている人に力を与えているのです。そのことでその人たちの役目を支えようとしているのです。その人たちの多くは、他の人のために懸命に動いています。自分のことは二の次にして、少しでも他の人が良くなってほしいと動いているのです。そのような人の役目を、多くの目に見えない存在が支えようとしているのです。一番身近な存在が精霊なのですが、その存在を知っている人はあまりいません。そのため今回、この通信で取り上げることにしたのです。精霊の役目やその存在は、一昔前の人はよく知っていたのです。森の鎮守様やさまざまな木や石に神がいると信じられてきたのです。名前は地域によって異なりますが、山の神や風の神、水の神や川の神として崇められてきたのです。そのことで、精霊たちから力を授かっていたのです。
しかし、今ではこれらの神を信仰する人はごく一部となってしまいました。精霊たちはそのため、クマなどに乗って人々にその存在を訴えようとしているのです。人を襲うことは好ましくないのですが、人々があまりにも関心を示さなくなったため、ある意味でのショック療法的な手段を取っているのです。最近北海道で若い男性がクマに襲われて、茂みに引きずり込まれたのは、登山者がクマにお菓子などを与えていたため、クマは人が餌を持っていることを認識するようになってきたことで襲ったと思われます。安易に野生の動物と接してはいけないことを教訓にしなければなりません。
私たちが今できることは、身近な植物に「ありがとう」と言ってあげることです。室内の観葉植物やよく行く公園の樹木、近所の神社の樹木などに触れて「ありがとう」を言い続けていくのです。ある程度続けていけば、きっと答えてくれる時がやって来ます。あきらめずに続けてみるとよいでしょう。そして、日々食べる野菜や果物、そしてお米にも「ありがとう」と言って食べるようにしてください。それらについている精霊が、食べる人の体のエネルギー体に同化していきます。現代栄養学的なカロリーや栄養素とは異なる次元のパワーを与えてくれることになるでしょう。「いただきます」は、その食べ物の目に見えないパワーも含めていただくことへの感謝の言葉なのです。そのことを今一度認識して食べるようにしてください。
ちなみに、加工食品やレトルト食品、インスタント食品や冷凍食品の多くには、精霊はついていません。さらに、電子レンジでチンした食材の精霊は簡単に破壊されてしまうのです。そのため、そのような物ばかりを食べていると、元気、やる気、覇気、根気が無くなってくるのです。カロリーベースではない次元のパワーが損なわれてしまうのです。このパワーが免疫力や自然治癒力を高めてくれるのです。なるべく旬の新鮮な食材を購入して、自分で調理して食べることをおすすめします。なかなかできない時は、多くの樹木に触れるようにしてください。森林浴もよいでしょうし、室内に多くの観葉植物を置くようにしてください。
植物に囲まれた生活をしていくことがこれからのステータスになっていきます。もちろん、植物に声をかけて会話することをしていかなければなりません。野菜作りや米作りも同じです。声をかけてあげることで、植物たちは大いに喜び、人に喜んでもらおうと大きな実を付けたり、葉をたわわに付けていくのです。なるべく化学肥料や農薬を使わないようにしていくことも必要です。愛情を持って子どもを育てるのと同じようにしていけば、きっと答えてくれるでしょう。野菜や米は、これから自給していく時代となります。まずは家庭菜園から始めていくとよいでしょう。