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れいこん通信

れいこん通信No16 薬の功罪

19年08月22日

2019年4月のれいこん通信は薬の功罪についてです。

私たちは、いろいろな薬によって病気を治してきました。
しかし今、毎日飲んでいる薬が、地球の環境を破壊していることをご存知でしたか。
細菌を殺す抗生物質、アレルギーや免疫異常の病気を抑えるステロイドホルモン剤、不妊症や更年期に使われる性ホルモン剤、そして抗ガン剤などがさまざまな生き物を絶滅に追いやっているのです。

抗生物質は病原菌を殺しますが、当然ながらさまざまな細菌も殺します。
人の腸内細菌や川や海に住んでいる細菌も。
つまり、人が飲んだ抗生物質の一部は尿や便に排泄されて、河川に流れ込み、やがて海にたどり着くのです。
わずかであってもその威力は強烈で、多くの細菌が死滅するのです。
その結果、食物連鎖が止まってしまい、バクテリアやプランクトンが死滅し、それをエサとしている虫や魚も死滅していくのです。
すでにその影響は出始めています。最近のいろいろな魚や貝の不漁の原因の一部になっているのです。

各種のホルモン剤は魚などの雌雄を逆転させて、生殖できないようにさせてしまいます。
抗ガン剤はもちろん毒なので、すべての生き物を殺してしまいます。
人が病気を治すために使っている薬の多くが、さまざまな生き物を死へ追いやっているのです。それは結果に人類を滅ぼすことになるのです。

今の薬の多くは、根本的に病気を治しているわけではありません。
とりあえず、抑えて症状を小さくしているだけなのです。したがって、飲みつづけなければなりません。
飲めば飲むほど地球の環境は悪化していくのです。
さらに薬の副作用も強くなっていくのです。
この悪循環をどこかで断ち切らないと、すべての生き物は死滅してしまうのです。これは大げさに言っているのではありません。
すでに昆虫の半分がこの50年の間に減っています。
薬だけでなく農薬も影響していますが、同じ薬です。
植物もこの50年で全体の半分の種が絶滅しています。
哺乳類や鳥類も同じです。このままだとあと50年もすると、人以外の生き物は瀕死状態になるでしょう。
必然的にそうなったら人も生きていけなくなるのです。
農作物ができなくなるからです。
昆虫がいなくなれば、受粉ができなくなるのです。
すべてはつながっているのです。

病気を治すための薬が、結果的に人を死に追いやっていくことを今一度よく認識してください。
ではどうすればよいのか。本当に必要な薬だけを飲むように、一人一人が自覚しなければなりません。
その判断は医者がするのではなく、自分がするのです。
病気に対する知識を深め、食事や運動で改善できる所は改善し、ストレスが関係しているなら、いかに考え方を変えていくかを模索し、さらには化学的な薬ではなく、漢方などの自然にやさしい薬に切り替えるなど、いろいろと工夫することが大切なのです。
安易に薬に頼るのではなく、自分の体は自分で管理していくことをしっかり自覚してください。
私でよければ、いろいろとアドバイスさせていただきます。

多くの病気は目に見えないエネルギー、漢方で言うところの氣の乱れが関係しています。
「病は気から」とよく言ったもので氣の存在をしっかり認識しないと、いくら薬を飲んでも根本的に病気は治りません。
氣の流れをよくすることが、病気を治すためには不可欠なのです。
氣の流れをよくするためには、心をいつも穏やかにすることが必要です。
イライラや不安、恐れが氣の流れを悪くして、病気を造り出すのです。
心をいつも穏やかにするための第一歩が感謝と謙虚さです。
「ありがとう」と「どういたしまして」をいつも口に出して言いましょう。

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