漢方コラム

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医薬食同源シリーズ

医薬食同源シリーズ 元気の元

19年08月23日

『いつも元気で健康でありたい』、誰もが願うことですね。健康を維持するためには、元気が必要です。では、元気になるためにはどうすればいいのでしょうか。

「お肉をたくさん食べる」、「サプリメントをしっかり飲む」、「スポーツでしっかり体を鍛える」などいろいろありますが、その前に元気とは何かを今一度確認しておきましょう。

 

広辞苑で「元気」を引いてみますと、

①天地間に広がり、万物生成の根本となる精気。

②活動のみなもととなる気力。

③健康で勢いのよいこと、とあります。

 

 

精気に気力、勢い、わかったようでわからないのが元気。そのみなもとが『気』。現代科学ではまだ計ることのできないエネルギーの一種だと考えてください。

 

しかし、漢方ではむかしから『気』はまちがいなく存在するものとし、気をしっかり取り込み、そのめぐりをよくすることが健康の礎と考えてきました。気を多く含むものが新鮮な食材です。その中でも新鮮な旬の食材に天の恵みの気が豊富に含まれています。逆に、加工された食材はカロリー的には高くても、気があまり含まれていません。いくら高カロリーのお肉を食べたとしても、本当の意味で健康になるわけではありません。加工食品ばかり食べていると、まさしく気の抜けた人になってしますのです。

 

これからの季節は、タケノコやタラ芽、フキ、ツクシ、ヨモギ、セリ、ワラビ、ウド、ノビルなど春の山野菜が芽吹いてきます。今の栄養学では計り知れないパワーを持っていますので、ぜひ大いに食べて元気を取りいれてください。そして、新緑の中を散歩することで、気のめぐりをよくしましょう。

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