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漢方の不思議シリーズ

漢方の不思議シリーズ 春の養生法

19年08月23日

春といえば『花粉症』ですが、漢方的にはほかにも春に発症しやすい症状や病気があります。今から予防していきましょう。

 

『春は肝』、寒い冬によって下半身はしっかり冷えきって、上半身特に肝臓に血液がだぶついた状態になっています。春になると冬にたまった体の老廃物を一掃するため、肝臓はフル回転を始め、その反動でさらに血液は上昇しやすくなり、肩から上の頭部にさまざまな症状を生じやすくなります。

 

◎『目のトラブル』・・・「目は肝の窓」といわれ、肝臓と密接な関係にあります。以前は春になると結膜炎がはやったものですが、今は花粉症による目のかゆみや充血も、肝の不調と深く関わっています。また、一時的に視力の低下も生じます。
◎『歯のトラブル』・・・虫歯でもないのに歯が痛む。歯茎の充血によって炎症が生じやすく、虫歯でもないのに歯が痛むことがあります。こんな時は歯医者さんに行っても対処法がありません。
◎『皮膚のトラブル』・・・上半身、特に顔に湿疹やニキビが生じやすくなります。アトピーの方も悪化しやすい季節でもあります。
◎『心のトラブル』・・・木の芽時ともいわれる春は、頭に血が昇りやすくイライラモードが強くなり、精神的にも不安定になり、寝付けなくなります。
◎『手足のトラブル』・・・上半身に血液が片寄る分、下半身、特に足は血液が不足がちになるため、夜に足が引きつりやすくなります。
このような症状を改善、予防するには『肝』の働きを整えて、全身の血流を良くすることが一番。

 

★『三七人参:サンヒチニンジン』は、肝臓の特効薬として上記の症状を幅広く改善します。
★『羚羊角:レイヨウカク=牛科サイカクレイヨウの角』は、肝臓の働きを整えて、特に精神面も安定させます。イライラから生じる耳鳴りにも。

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