漢方コラム

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漢方の不思議シリーズ

漢方の不思議シリーズ 猛暑と豪雨

19年08月23日

年初めに、毎年恒例の漢方天気予報を発表していますが、このシリーズ読んでいただいている方は覚えていらっしゃいますか。

 

「昨年から始まった“水の時代”。今年はさらにその勢いを増し、地域によっては記録的な豪雨や雨不足がつづきます。また、地震も頻発するでしょう。三月下旬までは寒さが強いですが、五月下旬にかけて穏やかな春の陽気となるでしょう。しかし、七月下旬(五月下旬から)までは猛暑がつづき、さらに九月下旬まではむし暑くて、ゲリラ豪雨や台風が頻発するでしょう。・・・」

 

気象庁ではエルニーニョ現象により、冷夏の可能性ありと言っていましたが、過去数千年の統計学による漢方天気予報の精度の方が高いようです。これからの暑さと湿気にいかに対応していくかを、衣食住の面から考察するのが『運気』。

 

夏の暑さに対処するのは五臓の中でも心臓。体温が上がり過ぎないよう、血液を体表部に集中させて汗(血液中の水分が汗の源)を出しやすいように心臓はフル回転します。

猛暑がつづけば心臓自体に熱がこもって、オーバーヒートをおこします。この心臓の過熱を改善するのがゴーヤやコーヒーなどの陰性で苦い味の食べ物です。

もちろん、冷蔵庫で冷やしてなくてもその効果は十分あります。冷たい飲み物や食べ物では、胃が冷えるばかりで心臓本体を冷やすことはできません。

漢方では、心臓を元気にする最高の生薬が牛黄(ゴオウ=牛の胆石=救心の主薬)。暑い夏を元気に過ごすために、そして熱中症を予防する上でも牛黄を常備薬として活用しましょう。

 

さらに今年は湿度も高い夏になりそうなので、むくみを改善するために、利尿効果のあるスイカやキュウリをしっかり食べて、ドクダミ茶やハトムギチャを常用しましょう。

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