漢方コラム

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医食の真実シリーズ

医食の真実シリーズ 薬の役目

19年08月26日

薬は草冠に楽とつけたものです。昔は植物が薬だったので、病気で苦しんでいる人を植物が楽にしてくれたので、薬と書くようになりました。

 

 

 今の薬は、ほとんどが化学的に合成されたものです。原料のほとんど石油です。なぜなら安いからです。そしてとても加工しやすいからです。確かに石油も植物が堆積してできたものなので、薬という字の意味にかなうわけですが、本来の意味とはちがってきます。

本来、薬は体を楽にするものです。今の薬の多くは楽にするのではなく、抑えたり、止めたり、たたいたりするものがほとんどです。

結果的に楽になるのですが、その分副作用があります。今の薬のほとんどに副作用があります。したがって長く飲んでいると、必ず別の病気を引き起こしてしまうのです。そのことをしっかりと認識すべきでしょう。

 

 

 本来、薬は長く飲むものではありません。あくまでも一時的に飲むものです。ただ、漢方薬の中には長く続ける薬もあります。体質改善や滋養強壮、バランスを調えるなどの目的に使うからです。今飲んでいる薬の副作用をしっかりと知っておく必要があります。少しでも飲む薬を減らしたり、飲まないように努力することが必要です。

 

 

 たとえばカゼを引いた時に飲む抗生剤は、飲めば飲むほど耐性菌が生じやすくなります。さらに体内から尿などで排泄されると、環境を汚染することも知られています。各種のホルモン剤も同じです。特にホルモン剤は、川や海の魚などの生殖能力を低下させることがわかっています。多くの薬が人だけでなく、自然の生き物にも多大な影響を与えていることも忘れないでください。

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