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神時代通信

神時代通信No22【毘沙門天】

22年09月09日

毘沙門天は七福神の一尊として知られています。勝負事の神としても慕われてきました。元は古代インドの神として崇められてきたのですが、中国を経て日本にやってきたのです。その形相はとても厳しく、鎧をまとい剣をかざしています。この神の本当の御役目は、人の欲心を剣によって断ち切ることなのです。

 

人は生きていく上で、我欲を必要とします。食欲や性欲、そして睡眠欲は最低限必要とされる我欲です。さらに物欲や金銭欲があるおかげで文明が発達し、便利なものが生まれてきたのです。しかし、どの欲もある程度の節度がないと、欲によって身を滅ぼしてしまうのです。得てして、多くの人は欲に取りつかれて人生をだいなしにしてしまうのです。好きな物ばかりを食べていれば病気になります。むやみに性欲を満たそうとすれば、犯罪を犯すことになります。物やお金を求めてばかりいると、すべてを失うことになります。そのバランスをいかにとるかが難しいのです。どこまでがほどほどなのかは人によってそれぞれ異なります。ある程度のところで我欲を我慢することができるかどうかが、カギとなるのです。

 

我慢をすることはある意味でその人の魂を成長させるのです。逆の言い方をすれば、いろいろな我欲は人の魂を成長させるためにあるのです。我欲に溺れることなく、生きていくことがこの世に生まれてきた大きな目的なのです。ホテルや旅館でバイキングの食事をする時、美味しいものを腹一杯食べて、後でお腹をこわしてしまうのと同じなのです。食べ放題だからと際限なく食べてしまうと、後で痛い目にあうのです。我欲を我慢するためには小さい頃からある程度の訓練が必要です。子どもはある意味で我欲の塊です。まさしく餓鬼なのです。そんな子どもに我慢することの大切さをどのように教えていくかが、親の大きな役目なのです。しかし、戦後物質的に豊かになってきて、我慢をする機会が少なくなってきました。さらに、少子化によって兄弟も少なくなり、場合によっては一人っ子も多くなってきたため、ますます我慢をする機会が減ってきたのです。そのため、忍耐力が十分に養われていないまま大人になり、ある程度お金を自由に使えるようになると、場合によっては際限なく使ってしまうのです。

 

今、多くの若者がゲームやスマホに夢中になっています。さらに、中高年や高齢者の中にはパチンコや競馬に競輪、競艇などのギャンブルにのめり込んでしまい、サラ金で借金をしてまでやっている人もいます。お酒や風俗店、さらには先物取引や仮想通貨、さまざまな物にのめり込んでいる人がいます。特に物やお金に執着している人は我欲をセーブすることがなかなかできません。そのため、場合によってはサラ金や人のお金に手を出してしまうのです。その結果、犯罪に至ることもあるのです。今、多くの犯罪が起こっています。オレオレ詐欺や押し売り、さらには不法なネット販売、さまざまな犯罪が横行しています。すべては己の際限ない我欲を満たすためなのです。このような状態を毘沙門天は黙って見ています。しかし、いよいよその御力を発揮する時がきました。それはとてもすさまじく、振り下ろされる剣の威力は尋常ではありません。すでにそれは始まっています。その手始めが五輪パラ汚職問題です。
「我は毘沙門天なり。われの役目は人間の際限なき我欲を断ち切ることにあるなり。我欲を満たすために、道に外れたことをする輩を成敗するなり。今、かつてないほどの輩が、己の我欲を満たすために邪道に進んでいるなり。これ以上は許さぬなり。我の剣で一刀両断するなり。我を単なる神と思うなかれ。我は天津神である国之常立の大神の化身であるなり。人の道から外れた者は、抹消するなり。抹消とは、場合によっては魂の存在を消すことであるなり。地獄に落ちることよりもさらに過酷であるなり。なぜなら、己の存在がなくなるからであるなり。地獄であれば、いずれは天上界に上れることもあるなり。されど、抹消されれば二度と己を認識することはできぬなり。つまりは無となるなり。我の剣の刃にはすべてを消滅させる力があるなり。その力を存分に発揮させる時がきたなり。我欲に満ちた者たちよ、容赦はせぬゆえ覚悟しておくがよい。」

 

毘沙門天は七福神の一尊として江戸時代から庶民に慕われてきた神なのですが、実はとても厳しい面を持っているのです。戦国時代は戦の神として崇められたこともありました。上杉謙信は自ら毘沙門天の化身と公言し、人の道から外れた武将を徹底的に成敗しました。そのため、戦の時は旗印に毘の文字を掲げたのです。ある意味で、毘沙門天の本来の姿を自ら現わしていたのでしょう。今では厄除けや大願成就、商売繁盛の神として崇められていますが、どれも後世の人が勝手に仕立て上げたのです。毘沙門天だけでなく他の七福神も同じなのです。ご利益を人が勝手にこじつけたのです。それぞれの神の本当の御役目は、実際の所はあまりよく知られていないのです。それぞれの神の本当の御役目については、改めてお伝えします。ただ、恵比須さんは日本古来の神で、古事記では伊邪那岐神と伊邪那美神の間に生まれた蛭子神(ヒルコノカミ)と言われています。しかし、本当は縄文人をいろいろと導いたムーの民だったのです。漁の仕方や海苔の食べ方などを教えてくれたのです。そのため、漁師の守護神として崇められていたのです。それがいつの間にか商売繁盛や福をもたらす神と崇められるようになったのです。

 

毘沙門天がこれからその剣を大いに振り下ろすことになります。我欲に溺れている人に対しては容赦はありません。ひとたび剣が振り下ろされれば、おそらくその人は奈落の底に落ちることになります。逮捕されたり、自己破産したり、大病にかかったり、大けがを負うことになるかもしれません。それでも改心しないようであれば、その人の魂は消滅させられるでしょう。魂は本来不滅なのですが、もう容赦はしてくれないのです。これからの新しい時代には不要となるのです。これからの時代は神と人がつながる時代なのです。神とつながるためには、我欲を極力小さくしなければなりません。したがって、我欲を強く持っている人はつながることはできないのです。そのような人は淘汰されていくのです。それを実行する神の一つが毘沙門天なのです。我欲を小さくするためには、日々感謝と謙虚さを実践していくしかないのです。「ありがとう」、「どういたしまして」、「お先にどうぞ」、「すいません」などをいつも口に出していえるようにするのです。

 

おそらくこれから多くの悪いことをした人が、逮捕されていくでしょう。人だけではありません。企業も組織も、その兆候がすでに現れています。日野自動車や五輪パラ組織委員、統一教会と政治家、そしてさまざまな犯罪を犯している人たちの悪事が表に出てくるようになってきました。これからさらに多くなっていくでしょう。これから年末にかけて、大物政治家や大物タレントの逮捕が相次ぐでしょう。さらに、大企業や金融関係の不正も発覚していきます。個人レベルでも相次ぐでしょう。毎日、テレビや新聞などで報道されるようになることでしょう。アッと驚く人が逮捕されることになるでしょう。

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