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まが玉通信

まが玉通信No14【激動】

22年07月01日

猛暑を通り越して酷暑となる日が続いていますが、皆様お変わりはありませんでしょうか。さすがにこの暑さで食欲はなくなり、体がだるくて息苦しい方も多いことでしょう。しかし、もし地震などで停電が発生したらどうなるでしょうか。クーラーが止まったら、エレベーターに閉じ込められたら、電車が止まってしまったら、いざという時のことを考えておいて下さい。

 

すでに関東では電力の供給がギリギリの所まできています。その原因はいろいろありますが、3月に福島で発生した地震で火力発電所が損傷して現在も停止しているからなのです。何とか他の地域から電力を融通してもらってしのいでいますが、もし他の地域で地震などが発生して発電所が止まってしまうと、その地域だけでなく関東もかなりの影響を受けてしまうのです。都心部で長時間にわたって今の時期に停電すると、熱中症で倒れる人が急増することになります。さらに脳梗塞や心筋梗塞の方も増えるため、救急搬送が麻痺してしまうのです。これは現実におこり得ることなのです。関東だけでなく主要な都市部は同じような危険性を持っているのです。それだけ人口密度が高いため、電力の需要も大きいのです。これは夏場だけでなく、冬場も同じようなことがおこり得るのです。これを機に地方への移住を真剣に考えるとよいでしょう。

 

今、すべての物の値段が上がっています。特に食料品や日用雑貨品、さらにガソリンや石油製品、家電製品や衣類も。この値上がりはさらに続いていくでしょう。そして、今年の梅雨はとても短くて十分な雨が降らなかったため各地で水不足が生じ、生活用水や工業用水にも影響が出てくるでしょう。さらに、米の生育にも。ここでも地震が発生して断水となれば、とても困難な状態となります。電気に水道が止まってしまったら、とても都心部では生活することはできなくなるのです。特に高層マンションに住んでいる方は、いざという時は避難できる場所を確保するようにしておいてください。停電や断水が1週間も続いたら、生活することは不可能となるからです。今、タワーマンションがとても人気で、高額でもどんどん売れているようですが、いざという時はとても困った代物となるのです。

 

この夏はもう一つ気をつけることがあります。台風による洪水や土砂災害です。おそらくこの夏は例年よりも台風が多くなり、上陸する数も多くなるでしょう。さらにその規模も大きくなるため、局地的な大雨によって河川の氾濫や土砂災害が例年よりも多くなると思われます。避難場所や避難経路もしっかりと確認しておいてください。そして避難場所での生活が長引くようであれば、親類や知人の家に一時的に宿泊させていただくことも考えておいてください。避難場所は学校の体育館などが多いため、冷房設備がありません。このような時期に寝泊まりすることはとても困難なことになるからです。特に小さなお子さんや高齢者の方には耐えがたい環境となるので、前もって避難できる住居を決めておいてください。おそらく10月頃までは台風が頻繁にやってくるでしょう。くれぐれも飲料水や非常食などの備えをおこたらないようにしておいてください。それと、暑さ対策もいろいろ考えておいてください。体を冷やすグッズもいろいろあるので、用途に応じていくつか備えておいてください。

 

この夏はもう一つ気になることがあります。それは暑さによって熱中症だけでなく、食欲低下によって免疫力も低下し、コロナに感染しやすくなることなのです。本来なら冬場に流行するものですが、コロナの変異株は季節に関係なく広がるので免疫力が低下すれば感染しやすくなるのです。さらに夏は人の移動が多いため、接触感染する機会が増えるからです。すでにコロナは終息したかのように思われていますが、暑さによってマスクの着用もしなくなるので感染のリスクは高まるのです。コロナの感染力はより強くなっているので、場合によってまた行動制限をしなくてはならなくなるかもしれません。

 

ロシアによるウクライナ侵攻はとどまることはありません。プーチンはウクライナの首都を占拠するまで攻撃するでしょう。ウクライナも首都は絶対に渡すまいと徹底抗戦するため、双方に多くの死者をだすことになります。そのため、小麦などの穀物の価格は上がるばかりで、発展途上国や干ばつなどで食糧を輸入に頼っている国では食糧不足によって暴動や内乱が起こることになります。すでにアフリカやスリランカ、中東などで暴動が起こっていますが、さらに激化していくでしょう。また、石油や天然ガスも高騰し、やはり暴動や内乱が世界各国で起こることになるでしょう。日本では暴動が起こることはありませんが、生活困窮者が激増して大きな社会問題となっていくでしょう。特に低所得者や高齢の年金受給者、そして障害者や介護を必要としている人たちが大きな影響を受けることになります。身の回りにそのような人たちが増えていくので、少しでも手助けができるようにしてあげるとよいでしょう。

 

この夏はさまざまな激動が重なると思います。酷暑に水不足、停電に断水、台風に地震、そして物価の高騰に野菜の品不足など、生活に大きく関わることがいくつも重なってくるのです。地域によっても異なりますが、多くの人がとても苦しい状況に追い込まれると思われます。特に都心部ではその影響が大きく現れるので、一時的な避難場所や移住を考えておく必要があります。特に子どもや高齢者は。夏休みの間だけでも子どもは都心部から離れた所で住むとよいでしょう。この通信が届く頃はまだ夏休み前なので、しっかりと計画を立てておくとよいでしょう。そして、都心部で働いている大人も夏の間はテレワークや在宅勤務ができるようにして、都心部から離れて仕事ができるようにしておくとよいでしょう。

 

しかし、仕事の内容によってはテレワークや在宅勤務ができない人も多くいます。そのような人たちはどうしたらいいのか、とてもむつかしいのですが、できたら転職を考えることをおすすめします。この夏に限らず、これから都心部での生活はとても厳しくなっていくでしょう。物価や家賃の高騰、さらにはライフラインの不安定さが顕著になっていくからです。地方や田舎での生活を考えてみるのもよいでしょう。特に若い人や小さなお子さんがいる家族は真剣に、そして早急に決断を下すとよいでしょう。

 

不安になることばかりをお伝えしていますが、いままでお伝えしてきたことは決して怖がらせるために伝えているのではありません。時代の流れと、世界情勢と、そして日本の都市機能の構造的問題点を総合的に考えてみればわかることなのです。東京を始めとした大都市のライフラインは老朽化し、弱い地震でも断水や停電は起きやすいのです。電力の供給も綱渡り状態なので、ちょっとしたことで停電になる可能性は高いのです。さらに食料の値段が高騰し、さらには品が入りづらくなるからです。地震や自然災害で交通網が遮断されやすいのです。首都高は老朽化もかなり進んでいます。食べることが難しくなっていきます。

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