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まが玉通信

まが玉通信No17【激震】

22年10月13日

世界中で異常気象や自然災害が多発しています。アメリやカナダはではハリケーンが猛威をふるい、観測史上類を見ない被害がもたらせています。日本は台風が連続して発生し、各地に被害をもたらしています。パキスタンは国土の3分の1が冠水し、水は一向に引かないためマラリヤや天狗熱流行し始めています。

 

さらに、世界各地で地震も発生しています。メキシコ、フイリピン、チリ、インドネシアなどではマグニチュード7以上の地震が発生しています。ヨーロッパは干ばつの影響で、いたる所で山火事が発生しています。また、中国や韓国は台風の影響でかなりの水害を受けています。他にもいろいろありますが、いずれにしても今までにない規模の災害が多く、多くの人が亡くなり、そして住む家をなくしています。このような状態がこれからさらに激化していきそうなのです。なぜなら、地球の環境が大きく変わったためです。何が変わったのか、それは自然破壊や汚染によって海のプランクトンの数が激減し、海水中の二酸化炭素(CO2)が消費されなくなって海水温が高くなってきたからです。そのため台風やハリケーンが発生しやすくなり、さらに偏西風が蛇行するようになって、雨が異常に降らなくなる地域と、逆に大雨が降る地域が生じるようになってきたのです。

 

植物性プランクトンは海水に溶け込んでいるCO2を使って繁殖します。そして、空気中のCO2は必要に応じて海水に溶け込んでいくのです。プランクトンの数が激減すれば海水中のCO2は多くなり、さらに空気中のCO2も増えていくのです。CO2は熱を吸収しやすく、量が多ければ海水温も大気温も上がっていくのです。特に海水温が上昇すれば台風やハリケーンが発生しやすくなるのです。さらに海流も変化するため、その影響で偏西風も蛇行しやすくなるのです。その結果、雨の降り方が従来と変わってしまって、極端な状態になりやすくなるのです。この傾向はますます強くなっていくでしょう。そして、CO2の増加は南極や北極の氷を溶かしていき、さらに海流を変化させていきます。

 

海水の植物性プランクトンが激減したのはいろいろな要因がありますが、一つはさまざまな化学物質が海に流れ込んでいるからです。二つ目は、河川の護岸が人工物でおおわれるようになったため、川の水に含まれるさまざまな栄養素が少なくなったためです。三つ目は、人間が服用する薬、特に抗ガン剤や抗生物質、そしてホルモン剤などが分解されないで糞尿にまじって排泄され、河川から海に流れ込んでいるのです。これらに医薬品は、僕微量であっても海洋生物にかなりのダメージを与えるのです。そして四つ目が重油の流出です。この十数年で、世界各地で重油の流出が発生しています。タンカーの座礁や沈没、海底油田のトラブルでの流出などがかなり頻繁に、そして大量の重油が流出しているのです。そのことで、多くの海洋生物がダメージを受けているのです。五つ目がプラスチックです。今、非常に関心が高まっていますが、海に漂着したプラスチックは波に砕かれて小さくなり、髪の毛よりも細い状態となります。それをプランクトンがエサとして食べてしまうのです。食べたプラスチック片は消化されることはなく、蓄積してプランクトンは死んでしまうのです。この五つ目の原因がかなり影響しているのです。
今、海の状態が大きく変わろうとしています。すでにその変化は現れつつあります。最近発生する台風は通常と異なって、日本近海で発生し西に向かって進んでUの字型になって日本列島に上陸してきます。上陸しない場合もありますが、皆同じようなコースをたどっています。さまざまな要因がありますが、確実に海水温が上昇しているのです。さらに、ニュージーランドやオーストラリアの海岸には、何百頭ものクジラやイルカが打ち上げられて、その多くは死んでいます。おそらく、エサとなる魚が少なくなってきたため、浅瀬までやってきて打ち上げられてしまったのでしょう。北海道では海水温の上昇でウニが大量発生し、コンブを食べ尽くしているのです。このまま進めば、和食に欠かせないコンブが手に入らなくなるかもしれません。さらに、海流の変化によってサンマやイカ、アジなどの近海で獲れる魚が激減しています。このようなことがすでに確実に起こっているのです。さらに激化していくでしょう。

 

これからさらなる変化が起こると思われます。それは寒冷化です。二酸化炭素による温暖化が叫ばれていますが、気温の上昇に伴い、海流や偏西風の流れが変わって特にヨーロッパが寒冷化していくのです。イギリスやフランスのパリあたりは、北海道の稚内よりも緯度が高いのですが、メキシコで温められた海流が北上してくるため比較的温暖になっているのです。しかし、さまざまな要因でこの海流の流れが変わり、暖流が北上しないとイギリスやフランス、ドイツなどはサハリンと同じぐらいの状態となり、冬はマイナス10度から20度まで気温が下がり、ロシアからの天然ガスの供給が途絶えるため、凍死する人が続出することになるのです。さらに、食糧も高騰するため餓死する人も増えるでしょう。

 

ヨーロッパはアフリカや中東からの移民が多く、その人たちは貧しい生活を強いられているため、特にこの冬はその影響を受けるでしょう。そのため、暴動や略奪、強盗、さらには殺人事件が多発するようになるでしょう。そして、そのことで国としての機能は著しく低下することになります。その結果経済は低迷し、ますます貧富の差は拡大して混迷していくでしょう。イギリスは特にその影響が強く出て、大英帝国の繁栄は末路を迎えることとなるでしょう。EU離脱、エリザベス女王死去、そしてイギリス連邦の崩壊とつながっていくのです。

 

イギリスだけではありません、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ドイツ、そしてイタリアとその影響は拡散していくでしょう。この数百年間、世界に君臨してきたヨーロッパ諸国は、その栄華を閉じようとしているのです。もちろん、その流れをくむアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてロシアも。その結果、世界の経済はその根幹が揺らぎ、ドルを基軸にしてきたアメリカ中心の経済活動は崩壊していくのです。当然ながら、日本もその影響をもろに浴びることになるのです。では、その代役として中国の人民元が普及するのか、それはありません。中国もバブルがはじけてその貨幣価値は紙くず同然となるでしょう。日本の円も衰退し、貨幣の価値自体が衰退していくのです。このことが今までの社会を変えていく原点になっていくのです。つまり、お金はそれに見合う物があってこそ、その価値が裏付けされるのです。現在は、各国が無尽蔵に紙幣を印刷しているのです。そのため、それを裏付けるものはなにもありません。いずれは紙くず同然となるでしょう。それはすぐ目の前に迫っています。

 

お金の価値がなくなれば、物々交換をするしかありません。物と物を交換するか、物と労働を交換するか、物と知恵を交換するか、さらには物と夢を交換するか、夢とは未来を築いていく事業やサービスのことです。

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