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新世紀通信No26【移住】

23年11月15日

今、多くの人が都会から地方や田舎に移住を考えています。都会では住みづらくなり、子どもの教育環境や自然の中での生活を考えて、移住しようと考えている人が増えているのです。しかし、仕事や資金面で二の足を踏んでいる人も多く、さらに移住先での仕事や住宅をどのようにするかも大きな課題となっているのです。

 

過疎化が進んでいる村や町では、新たな住人を増やすために移住者を増やすためのさまざまな支援を模索しています。中古住宅や古民家を安い価格で斡旋したり、借りられるようにしています。また、移住者の仕事を斡旋したり、子育て支援も積極的に行っているところもあります。少しでも多くの人に移住してもらいたいと言う切実な思いがこもっているのです。しかし、なかなか移住は進んでいません。一番の障害は、安定した収入が得られるかどうかなのです。移住先で新しい仕事に就いても、果たしてどれだけの収入が得られるのか、さらには先々保証がされるのかが心配なのです。当然のことなのですが、都会にいてもそれは同じで、未来はだれしもわからないのです。であれば、最低限の生活ができるように、自給自足ができる環境をまずは選ぶことからスタートさせるのです。畑や田が近くにあって、薪もすぐ手に入るところであれば、何とか生活していけるのです。後は、ある程度の収入が得られる仕事があればよしとするのです。

 

このような考えであれば、移住はすぐにでもできるものなのです。特に、小さな子どもがいる若い世代が移住していくことが必要なのです。小さいうちからそのような環境で生活していけば、さほど困ることはないのです。高齢者の移住もよいのですが長年都会での生活をしていると、便利な生活に慣れているので、田舎暮らしはきついものになってしまうのです。したがって、なるべく若いうちに移住するといいのです。今、田舎暮らしを求める人が増えているのですが、その移住先の人気には格差があって、人気があるところは古民家や中古住宅が不足しているのです。人気のあるところは、家賃の補助金や一定期間の生活補助金を支給してくれます。さらに、子育ての支援も充実していて、高校まで医療費が無料だったり、中学まで給食費が無料だったりします。また、保育園や小学校の送り迎えもスクールバスでホローしているところもあります。さまざまな、支援が充実しているところには人気が殺到しているのです。

 

もちろん、このような町や村ばかりではないので、自分のライフスタイルに合ったところを探し出す必要がありますが、今はネットでいろいろと探すことができるので、十分に検討した上で決めるとよいでしょう。移住先を決める上で大切なのは、何を一番大切にするかなのです。仕事なのか、子育ての環境なのか、生活スタイルなのか、そして家族の幸せなのか、その点を良く家族と話し合い、合意した上で決めるとよいでしょう。そして、もう一つ注意すべき点は、これから自然災害が多くなっていくので地震や津波、火山噴火、そして洪水などのリスクが少なくてすむところを選ぶ必要があります。特に、津波や洪水はすべてを失ってしまうので、十分なリサーチをする必要があります。ネットでさまざまな情報を得ることができるので、過去の歴史も十分に調べておく必要があります。また、現地の人からいろいろと聞くのもよいでしょう。

 

日本での移住ばかりでなく、海外での移住も多くなってきました。アメリカやカナダ、タイやベトナム、フイリピンやマレーシアなどいろいろありますが、これから移住を考えている人は思い止まったほうがよいでしょう。異常気象は世界的な規模でこれからさらに拡大していきます。今まで快適に過ごせていた地域や国も、異常高温や干ばつなどで住みづらくなっていくことになります。もちろん、日本もそうなのですが、いざ自然災害に遭遇した時、日本人は互いに助け合う精神が強いため、何とかやっていけるのです。しかし、多くの外国では日本ほどの助け合い精神を持ち合わせていないため、苦しい思いをしなければならないのです。阪神淡路大震災や東日本大震災の時に、日本人の精神性が如実に現れていたのです。

 

移住を考えている人は急いだほうがよいでしょう。今年の夏のように、異常な高温が長く続くことがこれから常習化していきます。もちろん、その年によって冷夏になったりする場合もありますが、おそらく日本は亜熱帯型の気候になっていくので、都会での暮らしはとてもむつかしくなっていくのです。エアコンなしでは生活できなくなり、電気代がかさむばかりで光熱費が生活費を圧迫していくからです。さらに、地震や火山噴火によって停電や断水が長期化する可能性も高くなっていくため、高層マンションでの生活は困難になっていくのです。五階以上に住む人は、生活できなくなるでしょう。エレベーターは止まり、断水が長期化すれば水を自分で給水車から運ばなくてはならなくなるからです。そのような状態が1カ月も続けば、大抵の人はそこに住むことをあきらめて、どこかに避難するか移住するでしょう。

 

日本国内での移住先でおすすめできるのは、岐阜県や長野県、京都府の丹波地方や愛知県の山間部、さらには瀬戸内海周辺や奈良県や和歌山県の山間部など、外洋と隣接していない山間部がよいのです。もちろん他にもちろんいろいろありますが、活火山周辺や原子力発電所周辺はさけたほうがよいでしょう。熊本地震、福島原発、そして東北の余震は今でも大きな爪後を残しているのです。日本には活火山と原子力発電所の大きな地雷が点在しているのです。極力これらの近くの地域はさけたほうがよいでしょう。一番気になるのは富士山です。300年前の宝永の噴火以来、富士山はその沈黙を守っていますが、それまでは100年に一度は大きな噴火をしていたのです。そろそろ、大噴火を起こしてもおかしくないのです。どこまでが安全なのかはわかりませんが、いざ大噴火をすれば、その噴煙はまちがいなく東京の都市機能を停止させるでしょう。もうすでに、その兆候は出ているのです。おそらく、この一二年で大きな噴火が起こるでしょう。

 

安全な場所を探すのはなかなかむつかしいのですが、いざという時は近隣の人たちと助け合っていくことが必要なのです。そのためには普段から、近隣の人たちとのお付き合いを大切にしていかなければいけないのです。都会では、隣に住んでいる人が誰なのかもわからない場合もあります。また、マンションやアパートは入れ替わりが多いので、ますます疎遠になってしまうのです。地域のつながりがこれからの時代にはとても重要になっていくのです。そのことをしっかりと認識するようにしてください。

 

移住については、まだお伝えすべきことが多くありますが、ひとまずはこれにて終了いたします。この通信ではさまざまなジャンルのことをお伝えしていきます。移住のことに関することは、改めてお伝えします。おそらく、ナンバー40号ぐらいになると思います。どこが安全で、どこが危険なのかを詳細にお伝えしていきます。危険な地区にお住まいの方は、そうそうに移住を検討されるとよいでしょう。

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